bunkoのブログ

黄昏ナースのばーばな日々

セピア色の愛情✨✨😢

「もうカラオケも辞めるよ。だんだんみんな来なくなったし

お父さんが待ってるし・・」


アッシーくんである私の助手席で

ばーばが言いました。


ばーば(義母)は85歳

じーじ(義父)は90歳。


二世帯住居の

一階と二階に

私たちは暮らしています。


ばーばは

じーじが脳梗塞で倒れる

数年前まで

カラオケ、卓球、民謡、三味線、グランドゴルフと

忙しそうでした。


じーじは

幸い麻痺は軽く済んだものの

認知症が進み、一歩も家から出なくなりました。


じーじが倒れてから

ばーばは

お稽古事を減らして

家にこもったきりのじーじのお世話を

する生活になりました。


介護保険の申請や

ディサービスの利用も

試みましたが

頑としてじーじは動こうとせず、


家でソファーに座り、

水戸黄門を観て

お昼寝して

飴を舐めて

ばーばの話を

にこにこ聞きながらご飯を食べて・・。

ばーばと一緒にいるのが

一番幸せそうでした。



最近は

ばーばがちょっと出掛けると


「どこに行くんだ?」

「いつ帰ってくる?」を


何回も言うようになって・・

ばーばじゃないと

ばーばがいないと

落ち着かないみたいでした。


そんなこともあって


「お父さんが待ってるし・・」


って

ばーばはお稽古を

グランドゴルフだけにしました。


じーじと

ばーばは

お見合い結婚。


お見合いの翌日から

じーじは

毎日ばーばに手紙を書いたそう。


「字が下手だから」と言う理由で

ばーばは一度も返事を書いたことが

無かったそう。


週末のデートは

毎回

喫茶店でコーヒーを飲んで

近くの公園を何周もぐるぐる歩いたそう。


最近、ばーばが片付けものをしていて

その頃の手紙が出てきたって

言っていました。


60年以上も昔の

セピア色の宝物かな✨


ばーばは

何も言わないけど

ふたりでいられる時間が

もうそんなにないって・・


じーじとの時間を大切に過ごそうって・・


ばーばの背中が


カサカサの手が


私たちに伝えているようで

切なくなります。



愛情は


愛情を呼んで・・


愛情は


愛情を引き寄せる・・


じーじと

ばーばを見ていて


そんな事を思いました✨




また

山に行って来ました。


大自然は

ささくれた気持ちを鎮めてくれる気がします。




雷に打たれても

どっしりと立っている杉の木😲✨