bunkoのブログ

黄昏ナースのばーばな日々

夾竹桃✨

「夏に咲く花夾竹桃


原爆の野に燃えている」



こんな歌詞だったかな。


長崎出身の私は

子供の頃

8月9日は登校日と決まっていました。


11時2分。


「黙祷」の声。

サイレンの音


市内の教会では

一斉に鐘の音が響きました。



「夏に咲く花夾竹桃

原爆の野に燃えている」


夾竹桃という花の名前は

この歌で覚えました。


田舎から

こちらに嫁いだ時

高速道路の脇に咲いている夾竹桃を見つけて

あの歌を思い出しました。


「故郷の街焼かれ

身寄りの骨埋めし焼け土に

今は白い花咲く

ああ許すまじ原爆を

三度許すまじ原爆を

我らの街に。」


小学生の時

登校日にはいつも合唱していた歌。

まだ覚えていました。


両親も祖父母も

親戚も隣近所の人も

みんな原爆雲を見ていたそうです。


実家から

50キロ離れた爆心地まで

祖父はリヤカーで

親戚を探しに行ったと聞きました。



夏は原爆の夏。

そんなイメージでした。


祖父母や

両親


戦争体験を伝える人が

どんどん高齢化していきます。


直接聴きながら育った者として

次の世代に

どのように伝えたらよいのか。


リヤカーで

市内に行った祖父は

たくさんの遺体を運んで焼いてきたそう。


夾竹桃をきれいな花だと思えない。

焼け野原を見てきた

悲しい花に思えるのです。





向日葵はどこを見てるのかな🌻🍀




夏はまだまだ続くけど

戦争の無い夏。

平和な夏🌻✨🌻✨