bunkoのブログ

黄昏ナースのばーばな日々

余命一年だった母が😵💦

実家の母は

83才。


28年前に胃癌stageⅣ。

胃全摘

脾臓摘出

広範囲なリンパ郭清

膵臓一部剥離術を受け、

一年後の生存率は30%と言われました。


間も無く術後合併症の

肺水腫や

通過障害、貧血などなどで

入院生活も長引き、

その頃まだ元気だった祖母も

「自分より先に逝ってしまうのか・・」と

随分悲しませていました。


それが今は😳


・・っていうか


生きてます😱


母よりずっと元気だった

近所のおばさんや

母の友人は

ひとり、ふたりと亡くなり

今や母はひとりぽっち。


さすがに

血液検査の結果は

「よくこれでこんなに元気だなぁ?」と主治医に言われるくらいなんですが・・。


母を動かすものは

「好奇心」


新聞の折り込み広告を見て

どこどこの美術館で

有名な画家の作品展があると知ると

電車やバスを乗り継いで

ひとりで行きます。


旅行が好きで

行きたいツアーがあると

ひとりでも参加します。


先日も

生け花の作品展があると知って

高速バスに乗り

会場まで辿り着いたそう。


その時の感動を

身振り手振りで話し続ける母。


家元の作品の前に立った時は

鳥肌がたって

そこを動く事が出来なかったそう。


私は

鳥肌がたつくらいの感動って

殆ど経験が無いかも😵



絵画に感動して

旅先の景色に感動して

生け花に感動して・・


感動する心って

癌を締め出す力があるのかな?


もちろん

帰宅後は少し寝込みますが


また新聞の折り込み広告を物色し・・


( ̄◇ ̄;)💦


ただ・・


好きな事以外は

寝たきり老人と化すので

兄嫁には足を向けて寝ることは出来ません😭💦



たくさん苦労もあったけど

今が一番幸せと・・。



今頃また新聞の折り込み広告眺めているのかな・・。